アトピー性皮膚炎

アレルギーの一種で、特にその症状が場所を特定できず、皮膚に炎症が現れるものを総称します。

現代医学の治療では、ステロイド剤等を使用し、炎症と痒みが抑えられますが、効果は一時的です。同時に内臓に負担をかけてしまい、免疫力が低下し、皮膚は硬く黒ずみ、健康な皮膚に戻ることは難しいのが現状です。

【劉派気功からみた とらえ方】

アトピー性皮膚炎になる前提条件
→「皮膚アレルギー病」と「皮膚慢性炎症」を持っていると考えます。

「皮膚アレルギー病」とは
内臓の気が弱いことにより、皮膚表面の角質損傷を起こし、過敏細胞が皮膚に現れ、自然界にある各種の誘発物質が皮膚に刺激を与え赤い腫れができ、アレルギー反応が起こると考えられます。

「皮膚慢性炎症」とは
弱い皮膚の細胞が、体内のどこかに炎症があると、その場所から影響されて、隠れ炎症細胞になり慢性化した炎症と考えます。

アトピー性皮膚炎の原因

「皮膚アレルギー病」と「皮膚慢性炎症」が同じ場所に重なり、そこへ「湿気」・「風気」・「熱気」・「燥気」の4種類の邪気が体内に侵入したからと考えられます。

気候と非常に密切な関係があると考えられます。日本にアトピー性皮膚炎の患者様が多いのは、特に日本の気候にある梅雨・台風・夏の暑さが一因と考えられます。

それは、梅雨による「湿気」、台風による「風気」、夏の暑さによる「熱気」と「乾気」等です。

これらの気候による特有の邪気は、自然界中の汚れた気態微物質であり、アトピー性皮膚炎と関係していると考えられます。

アトピー性皮膚炎の辛い症状は四種類の邪気が原因

四種類の邪気は全て「痒み」を起こす原因となりますが、その付帯症状として次の特徴があります。

「湿気」・・・「皮膚を損傷しグズグズさせる」
「風気」・・・「強い痒みを起こす」
「熱気」・・・「皮膚を赤くさせる」
「乾気」・・・「皮膚を乾燥させカサカサさせる」

アトピー性皮膚炎のなかなか治らない原因

アトピー性皮膚炎は痒みの原因となる4種類の邪気を抜かない限り、次の3つ症状を繰り返し病状が長引いている傾向がみられます。

「急性発症型時」・・・痒みが一番激しい。
「慢性発症型時」・・・痒みがやや弱い。
「休眠型時」・・・痒みが弱く、しばらく沈静化する。

劉派気功の施術法

まず、痒みの誘発原因の邪気を抜きながら痒みを牽制し、皮膚アレルギー病と皮膚慢性炎症の対処を目指します。

  1. 短い時間で痒みを鎮静化させ、皮膚へ休養期を与えることを目指します。
    →外気功の手技で、痒みを誘発している「風気」「湿気」「熱気」「燥気」を集中して抜き出します。
  2. アレルギー病の対処法
    「どの臓器が弱いのか?」 を把握することが重要と考えます。症状は人によって違うため、それぞれに対応しなければなりません。具体的には、問題となっている内臓の気を一定水準に上げ、気を強くさることを目指します。また、脊椎を気で調整することにより、細胞の新陳代謝を促進し、過敏細胞は正常細胞になると考えます。その結果、健康な皮膚に戻り、自然界にある各種のアレルギー誘発物質に接触しても反応しなくなると考えます。
  3. 慢性皮膚炎の対処法
    脾臓機能を高めることにより、タンパク質の吸収を良くさせ、新陳代謝を加速させることを目指します。新陳代謝が良くなれば、新生細胞が増え炎症細胞がなくなり、その時に古い細胞が皮膚表面から白い粉となって剥がれ落ち綺麗な皮膚になると考えられます。

先生の気功では、特有の外気功の手技で痒みを誘発した邪気を抜き出し、集中して痒みを消し、短い時間で痒みの沈静化を目指します。このため先生の施術では掻くことを避けられることを目指すので、皮膚に休養期を与え、その間に急いでアレルギー体質を改善し慢性皮膚の炎症を抑え、同時に痒みの復活を抑え、再び急性発作が起こる前に正常な皮膚に整え、悪循環から抜け出す傾向がみられます。さらに気功で人体の免役力、皮膚の再生能力、細胞の修復力を高め、細胞再生に必要なエネルギーや気を補うことで、正常な皮膚に戻り、各邪気に対抗できる強い皮膚になることを目指します。

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